The Reconstruction of Human Evolution | beautiful people

The Reconstruction of Human Evolution
過去への敬意と哀悼

 洋服、人、考え、あらゆる物事における多様性を大切にするbeautiful peopleから、その祖とも言える原人にフォーカスしたシアージャージーシリーズが登場。 アフリカ圏の起源とされる『ホモ・エルガスター』、ヨーロッパ圏の『ホモ・ネアンデルターレンシス』、アジア圏の『ホモ・フローレシエンシス』、3種の原人にフォーカスしています。

 

 フロントには古生物を専門に細部まで緻密に作成することでヨーロッパ各国の博物館に復元模型を提供するケニス兄弟の作品を、バックには図鑑の1ページを連想させるようなbeautiful peopleらしいユニークな視点で描いた各原人のガイドをプリントしています。

 

現代の多様性の礎となった原人へ敬意と哀悼を込めながらも、ヒップホップTシャツを思わせるユニークなグラフィック使いで、洋服という身近なものから種の絶滅という大きな問題への関心を起こすシリーズです。

Homo Ergaster(ホモ・エルガスター 通称:働く人)

 190万年~150万年前に生息していたとされ、1971年にケニアのトゥルカナ湖東岸で骨が発見された。成人男性で145cm ~185cmと推定され、背が高く細身の体つきだったと考えられている。脚が長い体型によって、サバンナのような乾燥と酷暑に苛まれる環境下でも、長距離の移動しながら、石器を使用した積極的な狩りを行っていたと考えられている。

 日常的に個々で役割を分担する、怪我や病気の個体を相互にケアする、言語を使ったコミュニケーションをとるなど、現代人の社会性に近いものを有していたとされる。

Homo Neanderthalensis(ホモ・ネアンデルターレンシス 通称:ネアンデルタール)

 35万年~2.8万年前に生息していたとされ、1856年にドイツのネアンデル谷で骨が発見。成人男性で152cm ~168cmと推定され、ユーラシア大陸の寒冷な気候に適応するために、引き締まった巨大な筋肉を有していたと考えられている。

 落雷などの自然由来ではなく、石器をつかって人為的に起こした火を使用していたとされ、さらに動物の皮を加工した衣服も着用していたと考えられている。

Homo floresiensis(ホモ・フローレシエンシス 通称:ホビット)

 7万年~1.7万年前に生息していたとされ、2003年にインドネシアのフローレス島にあるリアンブア洞窟で骨が発見された。発見された化石から身長は110cm程度と推定され、小型な種であったと考えられている。また、小柄ながらもたくましい体型をしており、知的で勤勉であったとされている。

 植物と石器を合わせた槍や罠を作成して狩猟を行い、火をつかった料理をしていたとされ、現生人類に近い生活様式をとっていたと考えられている。

 

 

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